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Hibari(ひばり)はデータの強い整合性と高可用性を保証するスケールアウト型分散キー・バリューストア。NoSQLデータベースに分類される。東京に本社を置くクラウディアン社(旧ジェミナイ・モバイル・テクノロジーズ)が、モバイル・メッセージングに適したデータベースとして2005年から開発を始め、2010年7月27日にオープンソースソフトウェアとして公開した。〔日経コンピュータ ニュース:ジェミナイ、独自開発キー・バリュー型データストア「Hibari」をオープンソース化 〕 〔クラウディアン プレスリリース:Big Dataに最適なデータベース、Hibari(雲雀)のオープンソース化について 〕 日本の大手Webメールのストレージとして採用された実績がある Hibariは漢字で「雲雀」と書き「クラウドの小鳥」を表す。クラウドコンピューティングに適し、SNS(ソーシャルネットワーク)のような、わずか1日でテラバイトもしくはペタバイト規模のデータを生み出すようなサービスで使用できる。 ==特徴== Hibariはノード間のデータ複製にチェイン・レプリケーション方式〔クラウディアン製品情報:Hibari NoSQLデータベース 〕〔Chain Replication for Supporting. High Throughput and Availability(PDF形式) 〕〔Chain Replication in Theory and in Practice(PDF形式) 〕を採用し、データの持続性や複製されたデータ間の強い整合性を保証する。他の多くの NoSQL と異なり、マイクロトランザクションと呼ばれる限られた範囲のキーに対するアトミックなトランザクションをサポートする。Hibariはデータ操作のレイテンシ(遅延時間)が短く、特にRead操作と200KB前後の大きなバリューの扱いにおいて、他の多くのスケールアウト型 NoSQLよりも高い性能を発揮する〔Hibari White Paper(PDF形式) 〕。 Hibariは一般的なIAサーバー(x86サーバー)だけでなく、ARMアーキテクチャのスケールアウト型サーバーなどでも動作する。サービスの稼働中にサーバーノードを追加することで、処理性能とデータ格納容量をリニアにスケールさせることができ、ある商用サービスでは1つのHibariクラスタで約60台のIAサーバーが用いられている。Hibariクラスタの上限台数ははっきりとしていないが、ノード間の通信帯域がボトルネックになるケースが多い。2013年時点の標準的なサーバーハードウエア構成では、事実上の上限は250台程度と考えられている。 Hibariは分散システムに適したプログラミング言語Erlangで書かれており、高負荷時でも高い安定性を誇る。Hibariの各ノードは数年間無停止で稼働できることが実運用で確認されており、ソフトウェアのアップグレードもサービス無停止で行える。またJavaで書かれたNoSQLと異なり、64GB程度の大容量のRAMを搭載したサーバーでも、256MB程度の小容量のRAMを搭載した組み込み向けハードウェアでも良好に動作する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Hibari (dbms)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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